毒親育ち③

マイライフ

私は4歳だった年中さんの年に幼稚園に入園したのですが、入園式も終わり初登園の日、初めてバスに乗って幼稚園に行く時の事でした。

バス停は私の棟の前でうちのベランダから見える場所だった為、一人で行っておいでーと送りだされました。

母は一応ベランダから見ていました。(2階か3階に住んでいたと記憶しています) 

私は、初登園でワクワクしていた気持ちと、とても心細い気持ちでバスを待っていました。

ですが、年度が変わりバス停の場所が変わっていたらしく、そこにバスはこなかったのです。その後、母だったか、近所のおばちゃんだったか記憶が曖昧ですが、「バスあっちに停まっているわ一!」と教えてもらったので、一人走ってそのバス停に行った事を覚えています。

私の子供も幼稚園バスで通っていましたが、一人で行かすなんて絶対ありえないので自分がされてきた事を思い出す度、なぜそんな事ができるのか不思議で仕方ありません。

まぁ昔はまだ大きくない兄弟がお迎えにきてくれていた、という友人もいたので、時代もあったのでしょうが。

話は少し変わりますが、母は子供に合わしてあげるという事ができない人間だったので、物心つく3.4歳の頃には家で出てくるカレーライスは中辛の味でした。辛くて一生懸命食べていました。

姉は大人になった今でも辛い物が苦手なので、尚更です。姉はいつも「辛いよ・・辛いよ・・」と食べていました。姉のカレーにはいつもまろやかにする為に生卵が入れられていました。それでも辛いと言いながら食べていたのです。

いつだったか、「甘口のカレー美味しくないねん」と母が言っていた事を覚えているのですが、今考えると小鍋に分けて二つ作れよ!って思います。食べる必要のない年齢の時に、辛さを我慢して食べている子供達を見て何も思わないんだなー。

タバコもお酒も大好きな母なので、タバコは目の前でガンガン吸われていましたし、何なら私を妊娠中もやめれなかったので吸っていたみたいですが、それを武勇伝のように度々話していました。お医者さん曰く、「ストレスの方が体に悪い、少しなら吸ってもいいって言われたから!」らしいです。確かに今ほど厳しくはなかった様ですが。

大人になり、ある記事を見つけました。

それは妊娠中に母親が喫煙していた子は生まれてから肥満傾向になる。と言う内容でした。かくゆう私は小さい頃から本当によく食べる子だったので、ある時期から肥満児だったのです。

その事で母からはからかわれたり、時には着れる服がなくてブチ切れられた事もありました。小さい子供の肥満は親のせいだと思うんですけど・・・。

あれは忘れもしない小5の時、確か学校で何かの発表会があったのです。いつもは自分で服を選びますが、その時は母が選んでいたのです。

何を着ても似合わない私に、「痩せろやデブーーーーー!!」と言い、本気でキレられました😭私はとても悔しくて、でも言い返してしまったら殴られたりする事が分かっていたので、グッと堪えて心の中で母を罵る言葉を言いました。決してワガママを言うでも、手のかかる子でもなかった幼少期でしたが、そんな事でもキレられたりするので、反抗するという選択肢を私は持ち合わせていませんでした。

反抗なんてしようものなら、抑えつけられていたでしょう。とにかく、こちらが少しでも言い返したり反抗するのはご法度なのです。どんなに理不尽な事でも感情的に言い返してしまうと、親に向かってその口の利き方はなんだ!!!となるので、心では本当に頭が爆発しそうなほどはらわた煮えくりかえっているけれど、それを表に出す事はできない、非常に辛い日々を過ごしてきました。

話は戻り、私は3歳までほぼおしゃべりもしなかった子だったみたいなので、はやりタバコは何かしらの影響があったのではと思っています。

できるなら小5の頃に戻り、「お前が妊娠中に喫煙してたからやろーーー!!」とブチ切れ返したいと思う今日この頃です😂※お言葉が悪くなり申し訳ありません。

  

ここで補足なのですが、私は母っ子でした。優しかった時の記憶もあるので、とても厄介です。

今まで感情がごちゃごちゃになってしまう事がよくあり、絶対に許したくない気持ちと母を求める気持ちや、思いやる気持ちのせいで、しばらく会っていなかったら今度こそは変わってくれているかも!という謎の期待が生まれては消えての繰り返しで、母と会ったり会わなかったりを繰り返してきました。

けれど、いつの頃か感情が一定してきたので、現在は基本母には会わないというスタイルで生きています。たまーーに、「孫に会いにいきますー!」と連絡がくるので、そこは受け入れていますが、会った後は必ず精神不安に陥るので、やはり自分の為になるべる会わない方がいいのだと思います。

先ほども書きましたが、今まで母を思いやる気持ちのせいで人に相談したりする事が出来ていませんでした。

この話をすれば親が悪者になってしまうかも、と当時の私は考えていたので、親を庇う為に人に相談する事ができなかったのです。なので友達にも本音や家庭での話を言えない、上辺だけの会話しかできない人になってしまったのだと思います。(現在は多少マシにはなりましたが)

でも思春期の頃や若い時の友達に素の自分を出せなかったのは、今となってすごくもったいない時間を逃してしまったな・・・と思う後悔の内の一つです。

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