毒親育ち⑥

マイライフ

ここで母の幼少期の話をします。

母はすごく小さい頃~3歳くらいまで、両親の経済的な理由から母の祖母に預けられていたみたいです。この話はしたくないのか、私も大人になり姉から聞きました。

一番親に甘えたい時期に両親はいなく、とても厳しい祖母に育てられた母。想像するだけで胸が痛くなります。

大人になり、この事を母に聞いてみました。母は、「3歳頃に突然知らんおじさんが迎えにきてん。」と言っていました。知らんおじさんとは母の父(私の祖父)だったのです。その時期まで、自分の両親がどんな人なのか知らないとは、とても可哀想です。

また「なんで私だけ・・・」と、悲しそうに言っていました。伯母は両親と暮らしていたのに。

その負い目があり、祖父母は母に少し甘い所があったと後に聞いた事があります。ただ、祖母もすごいクセ強なので、この幼少期+クセ強な母(私の祖母)に育てられた母は、人を思いやる心が育たなかったのかと思います。また母の姉(私の伯母)は、母にとても意地悪だったみたいです。

母は、祖母・伯母 vs 母 と感じていたみたいで、この二人をとても嫌がっていました。しかし伯母から見れば、祖父母は母に甘いと見えていたようです。

 

祖母は一言多い人だったので、祖父ともよく口喧嘩していました。

祖母とのエピソードで今でも思いだすのは、祖母が作るカレーライスがとっても美味しかったので、小学生の時に作り方を教えてほしいとお願いしたら、笑顔で「いやや!」と言われた事です😂

あと、祖父母は初孫である姉をとても可愛がっていたので、その差が見て分かる事が多々ありました。学生の時とかはちょくちょく姉と一緒に祖父母の家に遊びに行っていたのですが(「音沙汰ないな~」と電話がくるので、めちゃくちゃ仕方なく行っていた。そしてお小遣いをもらえたのでラッキーだった。)、私一人で行った時に、「なんや、あんただけかいな」と言われた事があります😂

けれど祖母は私たちの事をいつも気にかけてくれていたと思いますし、私が結婚した時も、色々な用品を揃えてくれたりしたので、感謝している部分も沢山あります。その時に祖母がくれた包丁はとても使い易く、今でも毎日使っているので、私は毎日のように祖父母を思い出しているかもしれません。

 

伯母は、自分の子供(私の従妹たちで、年も近い)をすごく褒めたくるので、よく反応に困ったものです。実際従妹は、スタイル・顔良し!頭良し!だったので、きっと自慢の子供だったのでしょう。私は大人しくて太っていたので、伯母から好かれていないだろうなぁと感じる事はよくありました。

一度祖父の家に行った際、祖父が私たち孫を散歩に連れていってくれようとしたのですが、私は見たいテレビがあったので、散歩には行かず二階でテレビを見ていたのですが、一階から伯父と話す伯母の声が聞こえてきました。

「〇〇は行かへんかったん?だから太るねん」と少し切れ気味で言っていました。小声で言う訳でもなく、それはそれは堂々と発言していました。

とてもショックで泣きそうでしたが、私はその事を誰にも言いませんでした。伯母は裏表が激しいので、この家族の中でも腫れ物に触るような感じの扱いだったように思います。私も本当に小さい時から、この伯母の機嫌を損ねてはいけない!と思って接していました。

そんなクセ強家族なので、お正月などで集まる際は、必ずと言っていいほど喧嘩が始まるので、いつも苦痛でたまりませんでした。

他にも伯母エピソードはありますが、私の姉が私の子供達をとても可愛がってくれているのを見ると、伯母の私への対応も、ただただ疑問でしかありません。

伯母は自分の子供達をすごく褒める一方、怒る時も激しく、ささいな事で殴られている従妹たちをちょくちょく見た事があります。私はそれを見るのがとても怖かったです。現在従妹とはほぼ縁は切れていますが、関係をまだ持っていた時の従妹の様子を見ると、従妹もまたアダルトチルドレンとなってしまっていると思います。

母も伯母もすぐ手が出るという事は、はやり祖父母もすぐ手が出ていたのでしょうか。過去に母と伯母が話している内容を聞いた事があるのですが、二人ともパニック障害を患っていると言っていました。

祖父の話になりますが、この家族の中で一番好きな人物でした。どちらかというと母の味方で、孫に対しても平等に接してくれていたように思います。近所の方からも好かれていました。なぜ祖母と結婚したのかな?と思ったりもしましたが、駆け落ち同然で結婚したらしいので、きっと祖母の事が好きだったのでしょう。

こんな事を言うのは失礼なのかもしれませんが、祖父母の教育が良くなかったのでしょうか・・・母も伯母も難ありの性格に育ってしまったようです。

そして大人になり知ったのですが、伯父はすごく昔から浮気をしていたらしく(それも何年も何人もの人と)、伯母はとっても苦しんでいたみたいです。

大人になってから姉と買い物に行った時、伯父の浮気現場に出くわした事がありました。伯母ではない人と手を繋いでいたのです。(ここでも一悶着あり、私たちが勘違いをしているという手紙を祖父母に書いていました。この伯父も超クセ者なので、誰も信じていませんでしたが。)

私たちから見た伯父は、とてつもなくクセ者ですが、伯母に対してはいつも大好きオーラが出ている感じでした。伯母は顔も綺麗かったですし、スタイルもオシャレも気を抜かない感じでしたので、そんな伯母の事をとても好きなのだと思っていました。逆に伯母は伯父に対してもキツい対応をしていましたが。

一方私たちが見た浮気相手の女性は、ほんわかな雰囲気のした優しそうなオバさんでした。伯母とは正反対な印象の女性だったのです。

伯母の性格がキツいから外で癒しを見つけてしまったのか、それとも伯父の浮気症のせいで、伯母はよりキツい性格になってしまったのか・・・どちらが先なのかは結局分かりませんが。

残念な事に、母と伯母どちらも自分の家庭では幸せになる事ができなかったみたいです。元々の性格のせいで、夫たちは家を顧みる事ができなくなったのか、はたまた不誠実な人を見抜く力がなかったのか、今となってはそれは分かりませんが、自分も家庭を持つ今、夫が家庭を顧みない人だったら・・・考えるだけで、とても辛くて苦しいです。

そうなった時、私も子供達にキツくあたってしまうのだろうか・・・たまに考えてしまいます。

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